HSPとは?特徴やセルフチェックと向いている仕事の種類6選 |コラム|ワクプレfit

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HSPとは?特徴やセルフチェックと向いている仕事の種類6選

HSPとは?特徴やセルフチェックと向いている仕事の種類6選 | ライフ

最近、書籍やテレビでも多く取り上げられる「HSP」。
HSPとは、とても刺激に敏感な気質を生まれつき持っている人のことです。

実は、人口の8割はHSP気質ではないと言われているため、周りの共感が得られず日常生活で悩みを抱える方も多いです。また日常生活だけでなく、「仕事が辛い」「自分に向いている仕事が分からない」という仕事の悩みも多くあります。

この記事では、HSPに向いている仕事について紹介しますので、仕事に不安や悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

HSPとは?

HSP(エイチ・エス・ピー)とは、Highly Sensitive Personの頭文字をとったもので、「非常に敏感な人」と言われています。
HSPは、生まれ持った気質であり病気ではありません。
統計的には、人口の15%~20%の割合(5人に1人)が当てはまる気質です。

 

HSPの特徴

HSPの提唱者であるアーロン博士は、HSPに4つの特徴をあげています。

  1. Depth of processing:処理が深い
  2. Overstimulated:刺激を過剰に受けやすい
  3. Emotional reactivity and high Empathy:感受性と共感力が高い
  4. Sensitivity to Subtleties:些細なことに敏感

頭文字をとって「DOES(ダス)」としています。

HSP気質には物事を深く考えることが出来たり、共感力が高く相手の気持ちに寄り添えたりと素晴らしい特長があります。
一方、些細なことに敏感で刺激を受けやすい気質なので、深く傷つきやすかったり疲れやすかったりします。

 

HSPセルフチェックリスト

「自分はHSPなのかな?」と迷う方は、簡単に出来る診断がありますのでやってみてくださいね!

次の質問に、感じたまま答えてください。
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

 

  1. 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  2. 他人の気分に左右される
  3. 痛みにとても敏感である
  4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  5. カフェインに敏感に反応する
  6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
  7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
  8. 騒音に悩まされやすい
  9. 美術や音楽に深く心動かされる
  10. とても良心的である
  11. すぐにびっくりする(仰天する)
  12. 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  14. 一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
  15. ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
  16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
  17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
  18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  19. 生活に変化があると混乱する
  20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
  23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

 

以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。
たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、
その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。

出典:講談社『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』

 

HSPに向いている仕事


HSP気質だからとネガティブになる必要はありません。なぜなら、HSP気質だから能力が低いというわけではないからです。
自分の特長を生かせる仕事が見つけることが出来れば、今よりもずっと働きやすくなり力を発揮できますよ。

HSPの気質に合う仕事は、下記の通りです。1つずつ見ていきましょう!

  • 人の心や体のケアをする仕事
  • 人との関わりが少ない仕事
  • 創造性を活かせる仕事
  • 正確さが求められる仕事
  • 植物や動物に関わる仕事
  • 在宅で出来る仕事

人の心や体のケアをする仕事

HSP気質の人は共感性が高いので、相手の気持ちに寄り添うことが得意です。
相手の気持ちに共感できるということは大きな力であり、下記のような仕事で活かせます。

人の心や体のケアをする仕事の一例

カウンセラー・ケアマネジャー・ソーシャルワーカー・心理カウンセラー・看護師・臨床心理士・鍼灸師・アロマセラピスト・エステティシャンなど

 

人との関わりが少ない仕事

HSP気質には、過剰に刺激を受けるという特徴があります。
人と関わることが好きなHSP気質の方もいますが、良くも悪くも深く考えようとするため疲れやすくなってしまう傾向にあります。
人と関わりが少ない仕事は、仕事に集中したいという方におすすめです。

人との関わりが少ない仕事の一例

警備員・工場作業員・清掃員・ドライバー・自販機補充員・配達ドライバーなど

 

創造性を活かせる仕事

感受性が豊かなHSP気質な方は、クリエイティブな仕事も向いています。
自分の興味のある分野があれば、挑戦してみることでやりがいを感じられるかもしれません。

創造性を活かせる仕事の一例

デザイナー・役者・歌手・声優・カメラマン・小説家・漫画家・画家・書道家など

 

正確さが求められる仕事

HSP気質の方は、些細なことに気づく力があります。
細かいことに気づけるということは重要なミスを防いだり、より良いサービスを提供したりすることに繋がります。

正確さが求められる仕事の一例

事務・自動車整備士・校正・校閲・経理・研究・開発職など

 

植物や動物に関わる仕事

HSP気質を生かして、気持ちに寄り添いながら動物に関わることも可能です。
植物や動物に癒されながら心地よく仕事が出来るでしょう。

植物や動物に関わる仕事の一例

農家・花屋・トリマー・動物園の飼育員・水族館の飼育員・植物園の職員など

在宅で出来る仕事

刺激に敏感なHSP気質。
通勤途中や休憩時間にも気づかないうちに刺激を受けて、ストレスを溜めている可能性があります。
また在宅ワークだと、自分に合わせた室温・音の大きさに調節出来ることもメリットです。

在宅で出来る仕事の一例

プログラマー・WEBライター・WEBデザイナー・翻訳家・システムエンジニア・WEBエンジニアなど

 

まとめ

HSP気質の方におすすめの仕事を紹介しました。
HSP気質であることで、他の方と同じように仕事をすることが辛いと感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。