2025.08.07
ミスしても落ち込まない人の秘密──それは「自己肯定感」にあった!

職場でうっかりミスをしてしまったとき、「ああ、やっぱり私はダメなんだ…」とひどく落ち込んでしまった経験はありませんか?
一方で、同じようなミスをしても、どこか前向きに受け止め、すぐに立ち直っている人もいます。
この差はいったいどこからくるのでしょうか?
そのカギは「自己肯定感」にあります。
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、「自分には価値がある」「自分は大丈夫」と信じられる感覚のこと。
決して「自分は完璧!」「何をやっても成功する!」という万能感ではなく、失敗も欠点も受け入れたうえで、「そんな自分でもOK」と思える心の余裕です。
自己肯定感が高い人の思考パターン
自己肯定感が高い人は、失敗したときでも次のように考えます。
- 「今回のやり方が合わなかっただけ。次に活かせばいい」
- 「自分にはまだ伸びしろがある」
- 「この経験があったからこそ、成長できる」
つまり、“ミス=自分の価値の否定”と捉えず、“ミス=成長のチャンス”として受け止めているのです。
逆に、自己肯定感が低い人はどうなる?
一方、自己肯定感が低いと、ミスをした際にこんなふうに思いがちです。
- 「またやってしまった…やっぱり私はダメだ」
- 「こんな自分がここにいていいのかな」
- 「この仕事向いてないのかも…」
このように、自分自身の価値そのものをミスによって揺るがせてしまうため、過剰に落ち込んだり、自信を失ったりしやすくなります。
ミスしても立ち直れる人になるには?
では、どうすれば自己肯定感を高め、ミスに強くなれるのでしょうか。
今日から実践できる3つの習慣をご紹介します。
1. 「自分への声かけ」を見直す
ミスをしたとき、心の中でどんな言葉を自分にかけていますか?
つい「何やってるの」「ほんとバカだな」など、厳しい言葉を投げかけていませんか?
それを、「誰にでもミスはあるよ」「ここからどうするかが大事」といったやさしい言葉に変えてみましょう。
セルフトークの質が変わるだけで、自己肯定感もぐっと安定していきます。
2. ミスを「学び」に変換する習慣を
起こってしまったことは変えられません。でも、そこから何を学ぶかは自分次第。
たとえば、「確認不足だった」と気づけたなら、次はチェックリストを作ってみるなど、改善アクションにつなげてみましょう。
小さな行動の積み重ねが、「次はきっとうまくいく」という実感につながり、自己肯定感も育まれます。
3. 仕事以外の“自分の価値”を認める
「仕事ができない=自分に価値がない」と思い込んでしまう人は要注意。
趣味や人間関係、得意なことなど、仕事以外にもあなたの価値はたくさんあります。
たとえば「後輩に親身になってアドバイスしている」「几帳面で書類整理が得意」など、小さなことでもOK。
自分の“良いところ”に目を向ける癖をつけてみてください。
ミスしても前に進める人が、長い目で見て強い
完璧な人なんていません。どんなに優秀な人でも、必ずミスをします。
大切なのは、そのミスから立ち直れるかどうか。
自己肯定感が高い人ほど、失敗からのリカバリーが早く、結果として信頼されやすくなります。
まとめ:失敗しても、自分の価値は変わらない
ミスをしても落ち込まず、前向きに乗り越えていける人は、「失敗しても自分の価値は変わらない」と信じています。
自己肯定感を育てるには時間がかかりますが、毎日のちょっとした思考のクセを変えていくことで、少しずつでも確実に変わっていきます。
あなたの価値は、たった一度のミスで消えたりしません。
自分を信じる気持ちを、少しずつ育てていきましょう。