年間休日120日どれくらい休めるの?平均より多い?具体的な休みを紹介 |コラム|ワクプレfit

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年間休日120日どれくらい休めるの?平均より多い?具体的な休みを紹介

年間休日120日どれくらい休めるの?平均より多い?具体的な休みを紹介 | ワーク

仕事を探す時、気になる条件の1つが「休みの数」ですよね。
求人情報には、「年間休日120日」「週休2日制」など書かれていますが、詳しく分かっている人は意外と多くありません。中には、「一般的に120日って多いの?少ないの?」「年間休日に含まれる休みってなんだろう?」と疑問に感じる人いるしょう。

ここでは、年間休日の詳細年間休日に含まれるもの・含まれないものなどを解説します!

120日はどのくらい休めるのかどうかを知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

年間休日とは?

年間休日とは、「会社や事業所における1年間の休みの数の合計」のことです。
労働基準法で定められている法定休日に、企業ごとに定める日数がプラスされて休みの数が決まります。

法定休日とは、労働基準法35条で「使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。前項の規定は、四週間を通じ四日以上の休日を与える使用者については適用しない。」と定められています。この法律は、すべての企業が守らなくてはなりません。

労働基準法で定められている「毎週1日休む」「4週間と通じて4日休む」という最低ラインを満たす年間休日は「105日」となります。(1日8時間労働の場合)

 

年間休日に含まれるものと含まれないもの

年間休日に含まれるものは、下記のものがあげられます。

  • 祝日
  • 夏季休暇
  • 年末年始
  • ゴールデンウイーク
  • シルバーウイーク
  • 会社創立記念日など

年間休日に含まれないものは、有休休暇慶弔休暇があげられます。

有給休暇が年間休日に含まれない理由は、取得日数やタイミングには個人差があるからです。1年間の間に5日以上取得が義務化されている有休休暇ですが、年間休日には含まれません。

同じような理由で、慶弔休暇・結婚休暇・バースデー休暇なども個人差があるので、年間休日ではありません。

 

120日はどのくらい休める?

「年間休日120日」の場合どのくらい休むことができるのか解説します。
結論から申し上げますと、120日の休みは「カレンダー通りくらいの休み」と想像すると分かりやすいかもしれません。
週に2日休み(104日)+祝日(16日)=年間休日120日
実際は、カレンダー通りの休みに有休休暇慶弔休暇がプラスされます。

<年間休日の計算方法>

365日を7日で割ると、1年間に約52週あることが分かります。
週に2日休むと、52週×2日=104日
つまり、1年間のうち週に2日休むと、「年間休日104日」となります。

 

年間休日105日・110日・115日の目安

年間休日120日以外の休みの目安を見ていきましょう。
以下では、「年間休日105日」「年間休日110日」「年間休日115日」の目安をご紹介します。

  • 年間休日105日…1年間のうちを週に2日休むと104日の休みとなります。1年間の約3分の1が休日という計算になりますが、祝日などは含まれない計算になるので休みが少ないと感じるかもしれません。
  • 年間休日110日…週に2日の休みにくわえて、6日くらい休みが加わります。夏季休暇や年末年始休暇がプラスされるイメージです。
  • 年間休日115日…週に2日の休みにくわえて、1年間で祝日が11日間休みになるイメージです。1年間の祝日の日数は16日なので、土日休みの場合は全ての祝日が休みにはなりません。

 

年間休日の平均は110.5 日

「令和3年就労条件総合調査の概況」によると、令和2年1年間の年間休日総数の1企業平均は「110.5 日」という結果が報告されました。
中でも企業規模「1,000人以上」の企業の年間休日の平均が「116.8日」と多い結果から、大企業の方が休みの数が多い傾向にあることが分かります。

 

求人情報を確認する時の注意点2つ
1.週休2日制は毎週必ず2日休みがあるわけでない

求人情報を見ていると、「週休2日制」というよく言葉を目にします。
週休2日制という名前から、毎週2日休めるのかな?とイメージする人もいるかもしれません。しかし、本来は「1ヶ月の間に2日休みのある週が1週以上ある」という制度です。
毎週必ず2日休みがあるのは、「完全週休2日制」ですので、注意しましょう。

2.求人情報に年間の記載がない場合がある

仕事を探している時に、求人情報に年間休日の記載がない場合もあるでしょう。
年間休日は、その年によって変動があるので記載されていないことがあります。気になる会社だったけど、休みが分からないからやめよう!と判断せずに、面接で確認することをおすすめします。

まとめ

この記事では、「年間休日120日」について解説しました。
年間休日120日は、大体カレンダー通りの休みがとれて、さらに有給休暇や慶弔休暇がとれるイメージです。
もしも新しく仕事を探している方は、「大体カレンダー通りの休み」のイメージより多めがよいか少なめでもよいか、判断してみてくださいね。

なるべく休みを多くしてプライベートを充実させたい人もいれば、少なめの休みで仕事進めたいという人もいるでしょう。
ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて、決められるといいですね!