派遣社員の仕事を探しているけれど、「なかなか仕事が決まらない」「興味はあるけれどスキル不足で応募できない……」などの悩みを抱えている人もいるでしょう。希望する職種や時期によっては求人が少なく、仕事探しに難航してしまうこともあります。条件のよい仕事を効率よく見つけるためには、いくつかポイントを知っておくことが大切です。

この記事では、決まりやすいのに働きやすい「ねらい目求人」について解説します。あわせて、業界別の求人が多い時期についてご紹介しますので、仕事探しをしている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

決まりやすいのに働きやすい「ねらい目求人」3選

 

 

 

 

 

 

 

 

採用されやすく働きやすい求人は、「フルタイム」「コールセンター」「短期の年末調整事務」の3つです。
ここからは、3つの求人について詳しくご紹介します。

1.フルタイム

フルタイムとは、会社で定められている正規の労働時間で働くことを指します。
メジャーな働き方であるはずのフルタイムですが、派遣としてはねらい目求人です。なぜなら、派遣に応募する人の多くはパートタイム勤務を希望しているからです。一方、フルタイムに応募する人数は比較的少ないため企業にとっては需要があり、仕事が高時給になる傾向があります。

2.コールセンター

コールセンターとは、顧客の電話対応を専門に行う仕事です。コールセンターは新設されると大量募集の求人がでるため、比較的採用されやすく仕事をスタートさせやすいでしょう。また、コールセンターの仕事は、服装自由・未経験OK・残業ほぼなしなど好条件の傾向があります。オフィスワークの他に、リモート求人も増えているため、在宅で働きたい人にもおすすめです。

3.短期で年末調整を行う事務

短い期間で働きたい方には、年末調整を行う事務がおすすめです。年末調整とは、所得税の過不足金額を調整する手続きのことです。年末調整事務は10月～1月に繁忙期を迎えますが、多くの企業が人員確保に苦戦しています。毎年必ずオフィス事務を大量募集しているため、仕事を見つけやすい傾向があります。

1回経験することができれば、次の年から引く手あまたとなる可能性が高くさらにいい条件で仕事を探せるようになるでしょう。

 

派遣の求人が多い時期はいつ？

 

 

 

 

 

 

 

 

より自分に合った仕事を探すためには、求人が多い時期を把握しておくことが大切です。求人が多い時期に仕事探しをすることで、仕事の選択肢が増えたり同じタイミングで就業する派遣社員の仲間ができたりするメリットがあります。

企業によって異なる場合もありますが、1年間で最も求人の募集が多い時期は3～4月です。なぜなら、新年度は人事異動や新しいプロジェクトがスタートする時期のため、採用に力を入れる企業が増えるからです。さらに、3月末は退職する方も多く、その分の人員補強が必要となります。

2番目に多い求人募集の時期は9～10月です。9月末に上半期を終え、10月から下半期をスタートさせますが、多くの企業は下半期に入るタイミングで体制変更します。9～10月は人事異動に合わせて、派遣社員の需要が高まる時期です。

比較的求人募集が多い時期は6月～7月です。なぜなら、ボーナスをもらって退職する人がいることと、4月から働き始めた長期派遣の契約更新月でもあるからです。

 

求人が増える時期は業界によっても変わる

一般的な企業は新年度や異動に合わせた求人募集が多いですが、業界によっては特定の時期に求人数が増えます。
各業界における求人数が増える時期は、下記の通りです。

5月や8月、年末年始などの大型連休前後は派遣社員の求人が全体的に少なくなる傾向があります。ただし、休みに合わせたイベントが増えることから単発のイベントスタッフの募集が増える傾向があります。

派遣会社への登録は早めにしよう！

派遣会社への登録はいつでもできますが、登録してからすぐに働けるわけではありません。
仕事を開始するまでの時間は、おおよそ2週間から1ヶ月程度かかります。そのため、働き始めを希望する日よりも1ヶ月前には登録しておくとよいでしょう。

 

まとめ

ライフスタイルに合わせた働き方が魅力の派遣ですが、時期によっては希望の求人が少なく見つかりにくい場合があります。自分の強みやスキルを活かせる仕事を探すためには、採用が決まりやすく働きやすい「ねらい目求人」を探してみましょう。
また、希望の業界がある場合は、求人数が多い時期に合わせて仕事を探すことで条件のよい仕事が見つかりやすくなります。計画的に派遣社員の求人を探し、自分に合う求人を見つけてみてくださいね。